北海道でパックラフトやカヌーのガイドを探していると、「北海道アウトドアガイド(カヌーガイド)」や「北海道アウトドアガイド(ラフティングガイド)」という資格名を目にすることがあります。
これは、北海道知事が認定する公的なアウトドアガイド資格制度に基づく資格です。全国で唯一、知事がアウトドアガイドを認定するという制度で、2002年(平成14年)に創設されました。
北海道アウトドア資格制度とは
正式名称は北海道アウトドア資格制度。北海道の大自然の中で、安全で質の高いガイドサービスを提供できる人材を育成・認定することを目的として始まりました。
認定を行うのは北海道知事。筆記試験・専門知識試験・実技試験・救急救命講習など、複数のステップを経た上で認定される制度です。
現在の認定分野は山岳(夏山・冬山)・自然・カヌー・ラフティング・トレイルライディングの5分野。近年はSUP・サイクリング・バックカントリースキーなどのアクティビティガイド認定も整備されています。
カヌーガイドの段階
北海道アウトドア資格制度のカヌーガイドは、段階的な資格構造になっています。
ジュニアガイド
取得要件として、該当グループ内の河川でのトレーニングトリップ20回以上・水上経験20時間以上が必要です。
ガイド
ジュニアガイド資格取得後、ガイド業務経験2年以上、かつ該当河川でのガイド業務従事60回以上または水上経験60時間以上が取得要件となります。
マスターガイド
北海道アウトドアガイド有資格者が10年以上の経験を重ね、一定の要件を満たしていると認められた場合に、自薦・他薦による審査を経て北海道知事が認定するリーダー的存在の資格です。
ラフティングガイドの段階
カヌーガイドと同様に段階的な構造を持ちます。
ジュニアガイド
該当グループ内の河川でのトレーニングトリップ30回以上・水上経験30時間以上が取得要件。
ガイド
ジュニアガイド資格取得後、ガイド業務経験2年以上、かつ該当河川でのガイド業務従事200回以上または水上経験200時間以上が取得要件となります。
マスターガイド
カヌーガイドと同じく、10年以上の経験を重ねた上で知事が認定するリーダー的資格です。
資格取得までの流れ
STEP 1|北海道アウトドア講習(受講) 北海道の自然、リスクマネジメント、救急対応を学ぶ1日講習。受講すると北海道アウトドア検定(基礎分野)の試験が免除されます。
STEP 2|北海道アウトドア検定(筆記試験) 基礎分野(自然の基礎知識・リスクマネジメント・応急処置)と応用分野の筆記試験。合格すると次のステップへ進めます。
STEP 3|専門分野筆記試験 カヌーまたはラフティングの専門知識を問う筆記試験。
STEP 4|専門分野実技試験 実際のフィールドでの実技審査。ここで合格すると北海道知事による認定を受けます。
資格は判断材料のひとつ
前回のJSPAの記事でも触れましたが、資格は信頼の唯一の指標ではありません。
北海道アウトドアガイド(カヌー・ラフティング)の資格は、北海道という地域の自然環境を熟知した上で、筆記・実技・救急対応の各試験をクリアした証です。一方で、長年フィールドに立ち続けてきた実績や、各河川・地域を知り尽くした経験、口コミで積み重ねてきた信頼も、ガイドを選ぶ上で同じくらい重要な要素です。
北海道でパックラフトツアーに参加する際、ガイドさんがどのような背景・資格を持っているかを知ることは、フィールドで安心して過ごすための参考情報のひとつになります。
北海道アウトドア資格制度 公式サイト
詳しい受験要件・試験日程・有資格者データベースについては公式サイトをご確認ください。
本記事はPackraft Hokkaidoが独自に取材・編集した情報記事です。資格制度の詳細・最新情報については必ず公式サイトをご確認ください。




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