パックラフトは、手軽に始められるアウトドアです。
コンパクトに収納でき、軽く、膨らませるのも簡単。湖での初体験であれば、それほどの専門知識がなくても楽しめます。
でも、川は違います。
川には、川ならではのリスクがある
流れのある川でパックラフトを漕ぐとき、リスクは常に存在します。
フリップ(転覆)したらどうするか。
冷たい水の中で、流れに押し流されながら、ボートと自分の体をどう扱うか。パドルは。スプレーデッキは。川の流れのどこに入ってはいけないか。どこに吸い込まれる危険があるか。
これらは、経験のない人が現場で初めて直面しても、適切に対処できるものではありません。
川読み——川の流れの構造を読む能力——がなければ、そもそも安全な操船はできません。どこにエディ(流れの裏)があるか、どこに引き込まれる流れがあるか、障害物の手前でどう判断するか。これらは経験と知識の積み重ねで身につくものです。
「自称経験者」には注意が必要
パックラフトに限らず、アウトドア全般に言えることですが、自称経験者と行動するのはリスクが伴います。
本人が経験があると思っていても、川の安全管理やレスキューの知識が十分かどうかは別の話です。楽しかったから大丈夫、ではなく、万が一の場面で適切な判断と行動ができるかどうかが問われます。
初めて川でパックラフトをするなら、本当の意味で川を知っている人と一緒に行くことが重要です。
経験者が周りにいなければ、ガイドツアーへ
周りにそういった経験者がいない場合は、プロのガイドツアーに参加することをお勧めします。
ガイドは、川の安全管理・リスクの読み方・フリップ時の対処・川読みの基礎を、実際のフィールドで教えてくれます。一度の体験で得られるものは、書籍や動画で学べる量をはるかに超えます。
もうひとつのメリットは、自分のレベルと川の相性を客観的に判断してもらえることです。「自分はこのくらいの川なら大丈夫」という自己評価は、経験が浅いうちはズレていることが多い。ガイドと一緒であれば、その判断を適切に補正してもらえます。
なぜ、このサイトでガイド紹介を始めたか
Packraft Hokkaidoでは、AlpackaRaftをはじめとするパックラフトの製品情報・フィールド情報を発信してきました。
ショップとして艇を販売する立場として、「買ったはいいけど、どこでどう使えばいいかわからない」という状況を作りたくない、という思いがあります。パックラフトは、正しく使えば素晴らしい旅の道具です。でも、川のリスクを知らないまま使えば、事故につながる可能性がある。
そのため、北海道内で活動するパックラフトガイドを紹介するシリーズを始めました。どのガイドさんも、川の安全を真剣に考え、フィールドで経験を積んできた方々です。
まず体験してみたい方、基礎から学びたい方、スキルアップしたい方——それぞれのニーズに合ったガイドさんを見つけてもらえれば、と思っています。




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