リバーツーリングだけではないホワイトウォーターも楽しいパックラフト

ギア

パックラフトの信頼性と進化について

従来のインフレータブル式(エア注入式)のカヤックに比べると格段に持ち運びやすくなったパックラフト。生地が薄いということで、以前から川を下っていた方々からすると、穴開かない?壊れない?という声が多く聞こえてきたのも事実です。(私も最初は懐疑的でした!)

実際にパックラフトを所有してみて、多くのリバートリップに使ってみての感想は「全然問題なし!」もちろん、突き刺した時の強度を比べると、生地厚がインフレータブル式は0.7mm~1.8mm厚に対してパックラフトの210dは0.4mmほどなので、強度に違いが出てくるのも事実です。でも、比べれば!です。

生地が厚かろうが、薄かろうが、鉄筋に引っ掛ければ破れますし、穴も開きます。

しかし、その生地の薄さ故に、パッキンングして持ち運びしやすい故に、川+αの組み合わせの楽しみ方がしやすい。艇本体が軽いということは喫水が浅いので、操船感覚も掴みやすい(初めて操船する人でも直感的に動かすイメージ理解しやすい!)など、メリットは大きいように思います。

アルパカラフト社がパックラフトというカテゴリーを製品化した

アルパカラフトが最初のパックラフトを製品化してから20年以上経過しているので、その間のアップデートの繰り返しで、格段に性能が上がりました。最初は、本当におもちゃのようなゴムボートだったので、フリップ(艇が引っくり返ること)も良くしたことでしょう。(Alpackaraftの公式youtube動画 ” Sheri ” の16:18あたりが初期のパックラフト)どこまで傾けたら引っくり返るかわかりにくかった、チューブ式のボートが、今やカヤックの様にリーニング、エッジングしながら操船できるくらいになっています。

よりビッグウォーターのホワイトウォーターに対応できるようになってきているということは、パックラフト業界にとっては喜ばしい出来事だと思います。ローウォーターのツーリングでもハイスペックであれば、操船が楽になるということです。(リバーランニングに重きを置いた艇だと荷物を積んだりしにくいという話しは、ひとまず置いて置いて、進む方向は間違っていないと思います!何事も突き抜けてから良い塩梅を探せば良いのですから。)

ヴァルキリーから派生した2025年ニューモデル、アルパカラフト ” Mage(メイジ) “

これが、アルパカラフトのヴァルキリーで突き抜けた後の ” 良い塩梅 “の新時代のパックラフト、アルパカラフトのメイジ! (2025年ニューモデル)漕ぎ手の技量にもよりますが、リーニングした時のキープ力が凄いですね。

冒頭のアイキャッチ画像は、羊蹄山麓、ニセコエリアの尻別川です。良い感じに波が立つ水量だったのです。気温も良し天気も良し、幸せな気分で終えたダウンリバーでした。

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