パックラフトで一度下ってみたかった北海道の玄関口近くの川
北海道の玄関、新千歳空港の横を流れる美々川。日中に飛行機で離着陸する時に見える蛇行している「あの川」です。ダッキー(従来のエア注入方式のカヤック、いわゆるインフレータブル式と言われる艇ですが、パックラフトに比べて生地が厚く重量がある)やカナディアンカヌーで下った経験はありましたが、パックラフトに乗って一度は、訪れてみたかったのです。

というのも、この河川は、流れもかなーり緩く、上流に向かって漕ぎ上がろうと思えば漕ぎ上がれるくらいなのですが、カヌーポートのある松美々橋から、スタートしてすぐは河川も細く、個人的に、大きい舟は似合わない川だと思っていました。(下流になってくると川幅も広くなりカナディアンカヌーツアーも行われていて大きな舟でも最適な区間もあります!)
今回のトリップは、ダウンリバー未経験者2人からお声かけいただいて実現したトリップでしたが、そんな感じで、「パックラフトでダウンリバーしてみたい!」の声にも気軽にお応え出来るようなコミュニティの立ち上げも考えています。その構想とご案内は、またの機会に!
セルフベイラーとデッキカバー付きパックラフトのメリットとデメリット
前回記事で、セルフベイラー艇とデッキカバー付きの艇のそれぞれのメリットについて書きましたが、そのデメリットを感じた今回のトリップでもありました。

今回チョイスしたパックラフトは、日本国内代理店がスター商事さんのマーシャス フロンティアの自動排水穴(瀬の波がコックピット内に入ってきた場合に排水してくれる穴)いわゆるセルフベイラー艇 “ WW-255 “ WWの文字通りホワイトウォーター向けのパックラフトで、このような穏やかな河川でももちろん問題ないのですが、セルフベイラーがついてるという事は、船底から少量の水は入ってきて座っているお尻は濡れてしまうという状況、10月という秋口だった為、気温も低くもちろんドライスーツは着用していたのですが、何時間もお尻が浸かっていると流石に冷えてくるのです。
北海道の場合、真夏のほんの短い期間以外は水温はぼぼ上昇しないので、春、秋(マニアックな冬)の気温の下がり方を考えるとリバーツーリング目的のダウンリバーだとセルフベイラーなしのデッキ付きパックラフトをチョイスするメリットは大きいと思います。
結局のところ、穏やかな川でも結局どんな川でも面白く、ここ美々川は子供の頃に味わう探検のようなパックラフティングを楽しめました。
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