パックラフト 川下りの必須装備13選|北海道パックラフターの実際のギアリスト

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パックラフトで川に出るとき、何を持っていけばいいのか。

「パックラフト本体は買った。では次は?」という段階で、装備の全体像が見えにくいと感じている人は多い。この記事では、北海道の川を実際に漕いでいる自分のギアリストを、選んだ理由も含めて紹介する。

北海道は水温が年間を通じて低い。本州とは前提が異なる部分があるので、その点も踏まえて参考にしてほしい。

1. Kokatat Hydrus 3.0 ドライトップ

北海道では、ドライトップやフルドライスーツなしで漕げる期間が非常に短い。気温が上がっても水温は年間を通じてそれほど変わらないからだ。

万が一の落水時に体温を守るため、水温が低い時期はドライウェアが必須だ。ドライトップの中の中間着で外気温への調整を行い、水温に対してはドライトップで対応するのが基本的な考え方になる。

2. Kokatat Hydrus 3.0 ドライパンツ

上と同じ理由でドライパンツも必要になる。

フルドライスーツ(上下一体型)の方が浸水リスクは低いが、自分は上下セパレートタイプを使用している。理由は、生地の劣化で浸水が起きてきたとき、パンツのみを買い替えられるからだ。フルドライスーツはより防水性が高い分、コストも高くなるので、どちらを選ぶかは用途と予算に応じて判断してほしい。

3. Aquabound Shred グラスファイバーシャフト / ナイロンブレード 4ピース

パドルはとにかくビルドクオリティが重要だと思っている。ガタつきがなく、組んだときにしっかりと固定されること。軽量性への強いこだわりはないが、信頼できる品質のものを選んでいる。

4ピースを選ぶ理由:パックラフトの最大の特性は「背負って歩けること」にある。パッキングして担いで歩くスタイルのパックラフティングをするなら、4ピースパドルは必須の選択になる。車移動で川まで直接行くスタイルであれば、2ピースでも問題ない。

→ 関連記事:4ピースのカヤックパドル?パックラフトパドル?

4. SweetProtection Wanderer 2(ヘルメット)

ヘルメット選びで最優先すべきことは、頭に完全にフィットすることだ。どんなに高性能でもサイズが合っていなければ意味がない。

川用ヘルメット(カヤック用)には自転車用や登山用にはない特徴がある。インナーが保水しないこと、そしてシェルが強固であることだ。川の中で岩に頭をぶつけるリスクを考えると、川専用モデルを選ぶことを強くすすめる。

5. PFD|Astral Aquavest 300+リバーナイフ+ホイッスル

PFDはホワイトウォーター対応のものがベストだ。白く泡立っているホワイトウォーターの箇所は、通常の水面よりも浮力が低下する。以下の基準を満たすものを選ぼう。

  • 大人用:浮力7.5kg以上
  • 子供用:浮力5kg以上
  • USコーストガード認証、または日本の桜マーク付き認証
  • 自分の体型に合ったサイズ

浮力が適正でもサイズが合っていなければ機能しない。必ず試着して選ぶこと。

6. ドライバッグ 小|Sea to Summit eVac

補修キットとファーストエイドキットを収納するためのドライバッグ。川に出るなら、濡らしたくないものは必ずドライバッグに入れる。

7. ウォーターシューズ|Astral Rassler 2.0

川下りに使える靴の選択肢はいくつかある。ウォーターシューズ、かかとが固定されるサンダル、濡れても良ければトレイルランニングシューズでも対応できる。

ただし注意点が2つある。

グリップ性能:川周辺の濡れた岩の上は非常に滑りやすい。川を考慮していない靴底では危険なことがある。

トレイル適性:パックラフトを背負って歩くスタイルなら、ある程度のトレイル歩行にも対応できる靴が必要になる。Astral Rassler 2.0はこの両方を満たす選択肢として使用している。

→ 関連記事:パックラフト時の靴探しの旅 / 続・靴探しの旅

8. パックラフト本体|Alpacka Raft Classic M / WRデッキ

パックラフトというカテゴリーを世界で初めて確立・製品化したオリジネーター、アメリカ・コロラド州のAlpacka Raftのクラシックを使用している。

パッキング込みのリバーツーリングにも、リバーランニング性能の面でも定評がある。穏やかな河川から急流河川まで対応できる万能艇だが、「万能=中途半端」では決してない。パックラフトのDNAをど真ん中で引き継ぐ高性能な艇だ。

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9. 補修キット+ファーストエイドキット

パックラフトの故障に対応する補修キットと、怪我に対応するファーストエイドキットを「LOKSAK」で防水した上で、6のドライバッグにまとめて収納している。

フィールドでのトラブルに備えて、必ず携行する。内容については別記事で詳しく紹介予定。

10. スローバッグ|秀岳荘オリジナルミニ+モンベル 15m

スローバッグは個人装備として一人一個、必ず携行する。

流された仲間を助けるためのロープだ。これがなければ、レスキューが困難になる場面がある。

秀岳荘オリジナルミニスローイングバッグは、パックラフターが携行するのに最適なサイズ感だ。ロープ長は短めだが軽量で、取り出してすぐに投げられる。腕力に自信のない方や女性が携行するのにも適している。

モンベルスローバッグ 15mは、ミニスローバッグのバックアップとして携行している。

11. (サーマレスト ZライトSOL)※現在は装備リストから除外

コックピット内の足元の断熱・フロア保護用として一時期使用していたが、現在は不要と判断して外している

12. ドライバッグ 大|Sea to Summit Bigriver 13L

9の補修キット・ファーストエイドキットをまとめたドライバッグ6を収納し、カラビナなどもまとめるドライバッグ。

ダウンリバー中は足元に置き、フットブレース(足の踏ん張り)として使用するのがポイントだ。荷物収納とフットブレースを兼ねることで、装備の軽量化にもつながる。

13. ウェービングテープ・プーリー・カラビナ・ポンプ類

ウェービングテープ:パックラフトの係留、アンカー、簡易ハーネスなど多目的に使用できる。

プーリー+カラビナ:必須ではないがカラビナはプーリーの代用にもなる。倍力システムを組む際にも必要になる。ロック式カラビナはパックラフトの係留やレスキューの場面でも使用する。

電動ポンプ+インフレーションバッグ:パックラフトを膨らませるために必要。

Alpacka Raft Pack-A-Pump:最後の加圧調整に使う。川の水で冷やされて収縮したパックラフトの気圧を再度上げたいとき、持っていると助かる場面がある。Alpacka Raftユーザーにはおすすめの装備だ。

装備リストまとめ

カテゴリアイテム必須度
ウェアドライトップ+ドライパンツ(またはフルドライスーツ)
パドル4ピースパドル
安全装備PFD、ヘルメット、リバーナイフ、ホイッスル
レスキュースローバッグ(1人1個)
パックラフト本体
シューズウォーターシューズまたは川対応サンダル
収納ドライバッグ(大・小)
緊急対応補修キット、ファーストエイドキット
補助装備ウェービングテープ、カラビナ、ポンプ類

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