パックラフトに乗って冬の北海道の川霧を狙う

ギア

たくさんの人達がスキー場に滑りに行っているというのに、あえて川を下りに行くという選択

羊蹄山麓のニセコエリアは、冬は豪雪地帯ということは、あまりにも有名で、パウダースノーを求めて世界中からスキー、スノーボードを楽しむ方々が訪れる場所。まだ山には、そんなスキーヤーがいるというのに川を下ってきました。

Photo by Gakuji Higashiuchi (奥に見えるのがスキー場のあるニセコアンヌプリ)

コースは、出来る限り波のかからない瀬のない、尻別川のメジャーコースの下流部のコマーシャルラフティングのキッズコースで使われている区間をチョイスです。

3月に入って、降雪は少なくなってきましたが、気温的にもまだまだ厳冬期と言えるほどの気温。朝日が上がってくると水温と気温の差で川霧が見られるので、パックラフトでのダウンリバーを遂行。寒いのは苦手だし、過酷系なパックラフティングもそれほど好みではない事を前置きしておきます。

あまりにも吹雪けば川霧は絶望、適度な降雪程度であれば、川霧も見られるかもしれない、ということで、前日の天気予報をチェック。

この日は、川霧パックラフトには最適な天候

天気予報をチェックしても冬の羊蹄山麓は天候が変わりやすいので、当日まで天候は運任せでしたが、行って正解。行かなければわからないし、行かなければ見られない景色をみることができました。結果的には、最高のコンディションと言える日に当てることができました。

雪のない時期であれば、道を歩いて川へ行くわけですが、全てが雪原というのも新鮮。

Photo by Gakuji Higashiuchi

パックラフトをポンプする手も凍えるので、電動ポンプを使うも2艇分を膨らませるには、寒すぎてバッテリーが途中切れてしまいました。

今回は、アルパカラフトのクラシックとタンデム艇のオリックスの2艇体制。

Photo by Gakuji Higashiuchi

川へ出ていきなり、川霧に遭遇です。ここに来なければ見られない景色。

Photo by Gakuji Higashiuchi (この日一番濃い川霧)

瀞場区間へ辿り着くと、流れがない為、川岸に近いエディ(メインの流れではない障害物に阻まれて反転する流れがあるところ)が凍っているので、乗っているパックラフトを揺らすと氷が割れて面白いのです。

注意点としては、絶対に落水しないなんて保証はないですが、極力落ちないようにすること。(ドライスーツは必須です。)

Photo by Gakuji Higashiuchi

素手だとすぐに手の感覚がなくなってしまうので、濡らさない+保温するがキーワードです。この時は、防寒テムレスで防水と防寒。ただ、落水してしまうとテムレス内部に水が侵入してきて逆にリスクとなってしまうので、その点は理解した上で使用してください。(この時下った区間は瀬のほぼなしのフラットウォーター区間)

と、今回は決して、万人受けしないマニアックなパックラフティングでしたが、ご興味ある方は、完全な防寒と防水で挑んでみてください。

川から上がった後は、最寄りの温泉で体を温めることをオススメします。

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