美々川をパックラフト×バイクラフティングで下る——松美々橋からタップコップ親水公園、そして味の大王へ

トリップレポート

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2026年6月19日、美々川を単独で下った。松美々橋を出艇し、タップコップ親水公園までの川下りは5.79km。ゴール後は自転車を組み立て、国道36号線沿いの「味の大王 総本店」まで昼食に走り、松美々橋まで引き返した。自転車の移動距離は8.56km。


出艇準備——自転車をパックラフトに積む

松美々橋のたもとに車を停め、パッキングから始める。自転車はフレームとホイールに分解し、パックラフトの船首部分にストラップとロープで固定する。AlpackaRaftのLapbagには補修キットと水を積んだ。

車内で自転車をパックラフトに積み込む準備
分解した自転車をハルにストラップで固定する
松美々橋の川面、船首に自転車を積んだ状態

川面は狭く、曇天と小雨のなかを下る

出艇直後の美々川は川幅が狭く、両岸から丈の高い草が水面に覆いかぶさる区間が続く。空は曇天。天候は徐々に崩れ、途中で小雨が降り出したためスプレージャケットを着用した。後半は風がやや強まる場面もあった。

途中、ウライ(堰)に差しかかり、艇を担いでポーテージした。

装備面では、出艇直前にインフレータブルシートを車に積み忘れていたことに気づいた。荷物を最低限に絞ろうという意識が強すぎた結果だった。代わりに、車にたまたま積んであった折りたたみ式のクローズドセルマットを座面に敷いて対応した。初期のAlpackaRaftはこの仕様だったはずで、思わぬかたちで昔の装備を再現することになった。

両岸から草が水面を覆う、出艇直後の狭い川幅
草の切れ目から見える川面と曇天
ウライでのポーテージ、座面に敷いたクローズドセルマットが見える
小雨のため着用したスプレージャケット

タップコップ親水公園でパックラフトを畳む

橋のたもとには「終着点」の看板があり、カヌー等の利用者に対し、自然保護のためこれより先への進入を控えるよう呼びかける掲示があった。ここがタップコップ親水公園、今回の川下りのゴール地点になる。

上陸後、パックラフトの空気を抜いて三つ折りにたたみ、自転車に積み替える作業に移った。

橋にかかる「終着点」の看板、自然保護のための進入自粛を呼びかける掲示
タップコップ親水公園に上陸したパックラフト
空気を抜いて畳んだパックラフト

自転車で味の大王 総本店へ

パックラフトと装備一式を自転車の荷台にまとめ、タップコップ親水公園から国道36号線を道の駅方向へ走る。積み方は決して洗練されたパッキングとは言えなかったが、荷崩れなく走り切れた。

目的地は「味の大王 総本店」。味噌ラーメンにチャーシュー・わかめ・ネギをのせた一杯で昼食を取った後、来た道を松美々橋まで引き返し、行程を終えた。

装備一式を積んだ自転車
国道沿いに立つ「味の大王」の看板
味の大王 総本店の店構え
味噌ラーメン、チャーシュー・わかめ・ネギ

美々川に残る「ユウフツ越え」の痕跡

松美々橋付近まで戻ってきた美々川の川面

松美々橋付近に戻ったところで、「ユウフツ越え 美々舟着場跡」と題した案内看板を見つけた。苫小牧市教育委員会が設置したもので、蝦夷地と呼ばれていた時代、太平洋岸のユウフツ(現在の勇払)と日本海側を結ぶ内陸の交通路がここにあったことを伝えている。

看板によれば、ルートは勇払川を舟でさかのぼり、ウトナイ湖・美々川・美沢川を経て陸路でシコツ(現在の千歳)に入り、さらに千歳川を舟で下って石狩川へ抜けるというもの。行程はおよそ3泊4日を要した。昭和41(1966)年に苫小牧市沼ノ端の旧勇払川右岸で、また平成4(1992)年の新千歳空港建設に伴う調査でも、アイヌの丸木舟や板綴船、メカジキの彫刻が施された櫂などが出土しており、この一帯がかつて丸木舟の往来する交易路であったことを裏づけている。

「ユウフツ越え 美々舟着場跡」の案内看板

パックラフトで下った川面は、かつて丸木舟が行き交った古い交通路の一部でもあった。


関連リンク

自転車で下って、歩いて登る。MKTセクション3・美幌峠旧道を繋ぐ


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