尻別川という名前——「山の川」を意味するアイヌ語

フィールドノート

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ここから先は、ガイドやギアの話ではない。地名の由来や、川にまつわる昔の記録を、気になった時にメモしておく場所。

尻別川は、後志地方を貫いて日本海へ注ぐ川。アイヌ語の「シㇼ・ペッ」(shir-pet)に由来し、「山の・川」を意味する。


シリベツとマッカリベツ

流域を見渡す羊蹄山は、正式には「後方羊蹄山」と表記される。この山自体、かつては「マッカリベツ岳」とも呼ばれていた。1897年、山頂に一等三角点が設置された際には「真狩岳」の名が公式に使われている。「マッカリベツ」もまた、山・後ろ・川を意味するアイヌ語に由来するとされ、尻別川の名と地続きの語彙でこの山塊が呼ばれてきたことになる。

水源から日本海まで

尻別川は胆振管内・喜茂別町北部の700〜800メートル級の山地を水源とし、羊蹄山の裾野を大きく回り込みながら後志地方を西へ流れて日本海に注ぐ。倶知安、ニセコ、蘭越と、流域には現在パドラーのフィールドとして知られる区間が連なっている。

尻別川は、実際に何度も漕いできた川でもある。


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